ダイエットを失敗する理由

様々なダイエットに挑戦するも痩せられない人は多い。
今日はダイエットが失敗する理由について書いてみよう。
書店に行ってみると、○○式ダイエット、これが最後のダイエット、究極のダイエット、絶対に成功するダイエット、あなたが痩せられないのは◎×が理由だった…
そんなタイトルの本が溢れている。
顔かたち、生活環境、遺伝子等、みなそれぞれ違うのだから、万人に有効なダイエット法などはない。
などと言うと、「おまえのところも耳ツボダイエットというのをやっているではないか」と言われそうだ（笑）
ダイエットの成功、不成功には実は意外な理由がかかわっている。

不成功の理由とは？

栄養過多、過食という行為の根底には
「不満」という感情が隠されている。
不満、満ち足りなさ…
足りないという不満の感情だ。
食べることで満足感が（満ち足りた）得られ、不満の感情が一時忘れられる。
飲食で得られた満足感で、ほんのひととき不満は消える。
しかし、元々の不満を解決したわけではないので、また不満が顔を出し、満腹という代償行為のために、食べてしまうのだ。
からだが必要とする以上に食べる人は「不満」の感情を潜在意識にため込んでいる。
この感情の大もとは、まだ物心のついてない頃のものである。
つまり赤ちゃんのとき。
赤ちゃんは自分の意志ではどうにもならないことが多い。
子育てや対応に何か不満を持ったとしても、言葉で表現することが出来ないために感情を吐き出すことが出来ない。
そのやり場のない負の感情を肚の底にため込んで忘れてしまう…。
鍼灸（東洋医学）が肚（五蔵）を慎重に治療するのはこのためだ。
東洋医学において「感情」は五志として五つあり、五蔵に配当されている。
ダイエット法の中には、同一食を繰り返し食べたり（有名なのはりんごダイエット）、オヤツにオカラや寒天を食べたり、他にも少量の食事で我慢したりするものがあるが、これらにほとんど効果が出ない理由は大元の感情が不満を感じているからである。
精巧に緻密に出来ている人間の身体が、バナナだけ、りんごだけ、で満足するはずがない。
しかもダイエットの多くは、その考え方、手段というものが的を外れているので、返って不満が増す。
そして失敗に終わり、他の方法を試す。
過食は不満の代償行為である。
よって耳つぼダイエットと感情（不満）の浄化を続けて行えばダイエットはいつか成功する。