めまいの鍼灸治療 | 表参道ビオ東洋医学センター

眩暈・めまい

めまいの鍼灸治療

めまいについて

鍼灸では、めまいは「肝気」の乱れとして捉えられており、めまいはすべて肝の治療をすれば治ると思われているフシがあります。

実際の臨床ではそれほど単純ではなく、胃腸の弱い方、精神的に不安定(神経質、不安体質)の方のめまいの場合には、脾虚という脾経の気の流れに問題が生じていることも少なくありません。

基本的には、めまい(眩暈)は大きく分けて二つのものがあります。

ひとつ目は、自分の中の空間感覚と外界(実際の)空間との間の不一致な運動感覚、
具体的には「周りがぐるぐる回る」「自分が回転している」「世界が沈む、または上がってくる」というような訴えで表現されます。

悪心や嘔吐、頭痛、冷や汗などを伴うこともあります。

平衡感覚の障害であり、三半規管ー前庭神経、眼筋などが関与します。

突発的に起きるめまいに、耳石がへこみに落ち込んで起きる良性発作性頭位めまい症があります。このめまいに対して治療は即効性がありませんが、何度か治療を重ねるうちに治ります。(1か月から長くて3〜4か月)

頚椎にある動脈の血液循環が悪かったり、低血圧、心拍出量低下、脳や耳の炎症、アルコールや薬剤の中毒、脳の腫瘍、そしてメニエール病が主な原因となります。

最近では物理的、精神的ストレスがめまいを誘発するとも考えられるようになりました。

精神的ストレスや物理的ストレスが原因に加わった時点で、原因を突き止めることは困難となるので、明らかなにこれが病原とみられる状態を除いては、めまいの原因に定説はないようです。


ふたつ目は、身体の不安定感。
「クラクラする」「立ちくらみ」「頭の中が空になる感じ」などの訴えで表現されます。
はっきりとした運動感覚が伴いません。

この場合は脳の循環不全ないし脳の酸素欠乏を伴うものが原因となり得ますが、過労や睡眠不足、貧血…
場合によって肺気腫、肺線維症なども視野に入れます。

また、精神疾患において自己自身喪失もめまいを起こすことがあります。

いずれにしてもめまいはたいへん厄介な症状です。


めまいが起きると起きあがることも前に進むことも出来ないことから、心に不安や焦りが生じます。

精神に弱みが出ると、自然治癒のシステムが妨害されるので、仕事に向かう意欲も消沈します。

こういう場合、鍼灸治療では、鍼で気を落ち着かせ、気が充実してくるのを待ちます。

起きれるまでに回復し

徐々にめまいは去り、仕事ができるくらいに回復します。

仕事ができれば、さらに自信を取り戻し、治癒は加速します。

古典医学、いわゆる東洋医学でのめまい

眩は目の前が暗くなること
暈は頭がクラクラすること


例えば頭がクラクラして目がかすむようなものを巓眩(てんげん)と呼びます。
目がかすむことによって頭がクラクラすることを目眩といい、
頭がクラクラして目がボーッとかすむものを眩冒といいます。


状態別にさまざまな呼称がついており、現代医学のように何でもかんでも「めまい」に入れてしまって原因がわからなってしまうようなことがありません。

これらの多くは体質の虚弱、肝風(肝の機能失調によって産生される、体内でおこる風のこと。
肝気、肝陽が昂ぶると、肝風が起こりやすい。)、精神的な要因と関係があるとされます。


鍼灸の臨床におけるめまいは肝という気の不足が多く見られます。

特に春にはめまいで訪れる方が増えるのですが、これは春は本来ならば肝気が旺盛になるのですが、旺盛になるべき肝の気が不足しており、肝が司っている器官である目や筋肉の病、そしてめまいが起こるのです。

実際の臨床では肝虚という状態がほとんどをしめますが、
最近になって脾虚という気の弱い状態の方も増えています。

脾の気は血圧や血液成分などに影響します。
筋肉(血管に圧をかけてポンプの働きをさせる)の状態を左右します。

めまいの鍼灸治療は他の疾患同様、経絡(気のルート)における気の滞りを重点的に改善して行きます。

自宅でのお灸が効果的

ご自宅でお灸をしてもらうことも早期改善に役立ちます。
お灸のツボに印をつけ、もぐさの捻り方と施灸方法を指導しています。

特効のツボ「めまい点」

また、「めまい点」という特別なツボに小さな鍼を固定しておくことで、めまいが起きそうだという不安感(これはめまいにとても影響があります)からも解放され、とても喜ばれています、

ひどいめまいで、横向きに寝たまま動くこともできない患者さんに、耳のめまい点一穴に鍼をして間もなく、スッと症状が去って行ったことがあります。

そのときからめまい点に反応がある場合には使用しています。

めまいと感情

先ほども取り上げましたが、めまいは感情の影響を受けて起きることが多い病です。
意識の奥にある、失望感や悲嘆、怒り、不満の感情が、身の回りの変化により意識の表面に現れると、身体をコントロールできない状態をめまいとして表現します。

日頃自分を頼りなく思っていると、いざという時にめまいが現れることがあるようです。


現代医学で原因を特定できないのは、このように検査には現れない感情の状態がめまいと関連性があるからだと思います。



心(=気)が安定していることがめまいの回避にはとても重要です。


精神的不安定が病を起こすのか、それとも病で精神的不安定を起こすのか…

私は精神的、潜在的な心の状況が大きく関わっていると確信しています。

めまいの場合、症状が取れたからといって油断せず、数週間から数ヶ月、治療を続けた方が良いと思います。
それは、めまいの後に難聴や耳鳴りで悩まされる人がいるからです。

めまいの症状が取れればそれで終了と自己判断はしない方がよいでしょう。

また、「症状が軽いから」「度々起きるので慣れている」といって放置せず、出来るだけ早めに治療を受けましょう。


注)こちらでお話ししている鍼灸治療は、長野式と呼ばれる鍼灸治療です。
文中に出てくる処置法(解毒処置、自律神経失調処置など)は、長野式鍼灸治療によるものです。

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