はじめての方に

私たちには自然治癒という力があり、身体に異常が生じても再び元の状態に復帰するのが普通です。

ところが、いつまでも症状が消えなかったり、病が治らないということがあります。
自然治癒を妨げる何かしらの理由が、人それぞれにあるわけです。

ここに訪れた方々の多くは、現代医学で治療を受けたけれど「治らなかった」とか、他の認可あるいは無認可の治療を受けたけれど「いまひとつ良くならない」のだと思います。
(まれに「病院嫌いだから」といった方もいらっしゃいます。)

現代医学や筋肉骨格系の施術が見落としがちなのは、身体は心(=脳の機能)というシステムによって活動しているということです。

不安定な心、緊張した心が、身体に悪影響を与えるということは、今では誰もが知っています。

不安が募って腹痛や嘔吐をすることや、怒りや不満が極まると血圧が上がったりすることでわかります。

ですが不思議なことに、つい最近まではそんな当たり前のことが否定されていました。
西洋医学が主張して来た心身二元論というのがそれですね。

東洋医学では「気」の存在を扱うので、感情や心の状態を非常に重要視します。

脈を診るのも数だけではなく、精神の緊張度をうかがいます。

お腹を診る(腹診)ときも、硬結(こうけつ)やシコリだけでなく、自律神経の緊張の度合いを診ています。

そうした情報の上で、身体に現れている症状の発信源にアプローチしていきます。

前者は、どこで何が起きているかを重視し、「ここが痛い」という部分にフォーカスし、それを取り去る治療を行います。
痛む場所以外に原因を特定したとしても多くの場合、背骨や骨盤といった物理レベルに留まります。

そうして、痛みや不快な症状が取れたり炎症が消えれば、もう出来ることはあまりないので、治ったと判断することになります。

それに対して、後者の鍼灸医学は「なぜ、そういう状態になったのか」を重視します。

治療の主眼は、身体という物理的なフィールドではなく、情報場(心、意識、潜在意識、情動)に対してのアプローチを行うのです。

もちろん、必要があれば筋骨格系にも治療をしますが、心の不均衡によって起こった身体の悲鳴は、心を治療しなければ、いつまでも症状が消えない、あるいは繰り返すという負のスパイラルから抜けることができないのです。

ツボというスイッチが有効に作用するのは、人間の情報場にアプローチしているからです。

身体に鍼が刺さっている状態を考えてみてください。
これって身体にとっては一大事ですよね。
常識で考えたら緊張状態のはずです。

でも鍼治療を施した、患者さんのほとんどは気持ちよく眠っています。

これは自律神経、交感神経の興奮が抑えられ、副交感神経が優位になるからです。

副交感神経が優位な状態というのは、ご存じ方もいると思いますが、心身を落ち着かせ、免疫力を上げ、消化吸収を促し、病気の回復を促します。

このようなアプローチが出来る鍼灸治療は、現代人の身体の不調にもっとも適した治療手段と言えるでしょう。


私たちは「病は心の表現」と捉えて、治療を行います。
心がなぜ、病という手段をとったのか…
「気」はその情報を持っています。

東洋医学的な診察法で「気」の状態を調べ、ツボ、経絡という情報の通り道を利用して、情報のミス発信を改善して行きます。

なので、他で「治療法がありません」「この病気は治りません」と決めつけられた場合でも、まだまだ諦めないことです。
鍼灸治療を受けたら、「良くなった」「あきらめなくて良かった」というケースが沢山あるのです。


病は心の表現手段です。

心に悪いことは身体にも悪い。
身体に悪いことは心にも悪い。

20世紀の時代は心よりも身体、「体力を使ってこそ」の時代でした。

私の治療も、肉体ベース、つまり物理場へのアプローチが主でした。

しかし21世紀に入ると、徐々に情報場「心・気」のレベルにアプローチしなければ治りにくい疾患が増えて来たのです。

西洋医学の父ヒポクラテスはこのように言っています。

今までの医学は
薬で病気を治せると思っていた。

症状は治せても、病気の原因は治せない。

病気の原因は何かを見つけることが、
将来の医学の道である。

ヒポクラテスの時代ですから紀元前の言葉です。

東洋医学は当時から、病気の原因を治す医療だったのですから、色々な意味で皮肉なものです。

もちろん鍼灸には様々な流派があり、この考えとはまったく違うやり方をする先生も多くいらっしゃいます。

長くなりましたが、
病がこじれたとしても、決して諦めないという心が大事です。

私が37年の臨床、体験で得た思いを記しました。

情報場と物理場について
情報場は脳の機能:脳はコンピュータでいうOS(オペレーションシステム)
物理場は身体機能(内臓・血管・運動器ほか):身体は脳の指示で働くツール

表参道ビオ東洋医学センター
名誉院長 高橋 亨

おまけ | 原宿・表参道ビオ東洋医学センター

鍼治療の甲斐あって、全く動かなくなってしまった愛犬の後ろ脚(両脚)が、約1年で近所を散歩出来るまで回復しました。

犬も人間もツボはそう変わらないのですが、脚のつくりが人間とはちょっと違うので、そこは特殊な検査方法でクリアしました。

まだ完璧な歩行とは言えませんが、行きたいところに自分で行けるということは幸せだろうと思います。

と言っても愛犬の方は別に何も考えていないみたいです(笑)

不安なことを考えないので、治療もよく効いてくれます…

説明の通じにくい相手にも、鍼灸の効果を発揮することが出来たのは何よりでした。

会社名 原宿・表参道ビオ東洋医学センター | 女性専門鍼灸マッサージ治療院
設立 昭和57年5月3日
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事業内容 鍼灸・マッサージ・居宅介護支援