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感情を認識するには言葉が必要だ。

出来事に反応するときの感情は、過去の出来事で取った考え方がベースとなっている。
知識や情報を持つ私たちは感情だけが湧き上がってくるわけではない。
つまり、過去の出来事を思い出したり、今目の前で起こった出来事を利用して感情を確認するより方法がない。
そうやって感情を確認する必要がなぜあるのかはわからない。
出来事は感情を表面に出すための道具であって、感情が発現するための土台ではない。
では、人の心ばかりでなく身体まで蝕むことがわかっている「嫌な気分」、「不快な感情」に対し、どのように対処したら良いのか。
気分とか湧き上がる感情というもの、それ自体は心の機能なので、生まれながらに備わっている。
言葉を獲得することによって、もともとは無味無色であった感情に、説明付けができるようになってしまった。
そうして表現し、自分以外にそれを伝えた。
言葉は人に影響を与え、また共感を生むコミュニケーションの道具である。
また自分が必要なことを忘れないようにするためにも、言葉が必要なのである。
記憶は言葉によって構築される。
失敗や過ちを記憶することは、危険回避には優位だが、否定的な情報の発信が多い今の世の中では、負の記録(記憶)ばかりが積み重なっていく。
言葉(情報)がエネルギーであるならば、逆相のエネルギーを当てることで、その(言葉の)力を消去しうるだろう。
過去の忌まわしい出来事に対して、出来事が起きた当時の自分より経験を積み、知識も増えている自分が今ここにいるのだ。
周囲も新しい発見や発明、そして進化、進歩、改善が進んでいる。
過去のイメージを今変更、上書きすることによって、単なる感情に無駄なエネルギーを乗せ、わざわざ意味付けし増強してしまった今の「不快」を帳消しにすることができるだろう。
今の自分は過去の自分よりも確実に経験を積み、大きく成長した。
今なら狭い視野で判断、反応を誤った出来事も違った対処、解決ができる。
今ここにこうしていることは、その証明なのである。
今変えられるのに変えないのは、「物好き」と言える。
もちろん、この物好き(悪趣味とも言える)を選んでいる理由も、過去の知識と経験、つまり過去の記憶によるものである。
だから、言葉、情報という、エネルギーを持ったツールで、過去も未来も書き換えられることを知っているものだけが、自由を得られるのかもしれない。
また、わざわざそうしたくない人がいることで、この宇宙は絶妙なバランスで保たれているのかも…

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