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心の所在は肚(腸)にあり

東洋医学では、心と身体は区別して考えるものではなく、常に同時に存在しているもの。

病は感情の表現方法である。

つまり、否定的な心が作り出す現象であると考えています。

「病は気から」

… 心の状態が病を作る …

これまで心と身体を別のものと主張していた西洋医学でも、ようやくこのことに気付きはじめました。

東洋医学は自然界を、木火土金水の五つの性質で説明しています。
人間の身体の各部位、内臓、器官、心(感情)も、この五つの性質に分けられています。

その分類の中で、肝(肝機能全般)は怒りの感情を持ち、腱やじん帯などを管理しています。

脾(膵臓機能)は思い悩む性質を持ち、粘膜や肉(筋肉)を管理しています。

病気はこの肝と脾の、怒り、思い悩む(不安)の感情が生み出した現象で、腰痛やひざ痛も例外ではありません。

怒りや不安は、腹の中がざわつくので、大昔の医術者たちは、感情の源は腹の中、つまり内臓にあると考えました。

怒りっぽい人は肝臓を病むことが多く、リキみがあるので筋肉も強ばります。

いつも不安で心配性の人は、消化の働きが弱く、気が散り、筋肉や関節、腰痛やひざ痛を起こしやすい傾向があります。

身体的な異常、変化にはかならず心が関与しています。

… 日本人は言葉よりハラが大事 …

日本人には、むかしから肚の文化があり、対人関係では言葉(脳)よりも肚の気持ちを重要視します。
腹を割って話す、あいつは腹黒いと言うように、腹と感情を結びつける言葉が多くあります。

「病は気から」、症状にとらわれず、病の発信源である心の状態に意識を向けましょう。
肚の状態を確認しましょう。

心の安定は免疫力を上げ、病を遠ざけることがわかっています。
自然治癒を助け回復も早まります。
心の平穏状態は、他のなによりも優れた治療薬です。

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